昔、コインブラあたりでは、
近々結婚する女性が母親とともに婚約者を紹介するために、
アローシュ・ドースをトラヴェッサと呼ばれる大皿に入れ、
親せきや近所の友人を訪ねたそうです。
そのアローシュ・ドースには、
「どうぞ結婚式にお越しください」との意味が込められていたそうです。
8日後、空になったトラヴエッサを回収しに各家々を回りま
す。そのとき、空のお皿と結婚のお祝いのプレゼントを受け取ったそうです。
なんとなく「ポルトガル人のシャイな部分が感じられるお話だなあ」と思いました。
近所の人に大切な娘の夫になる男性を突然に紹介できないから、
アローシュ・ドースを作って持って行く...。
また、あからさまに「結婚のお祝い」をもらいに行くのは厚かましいから、
空になったお皿を取りに行ったときにお祝いを受け取ることが双方の暗黙の了解。
今?今は結婚するふたりに何がほしいのか聞いたり、
現金を渡したり...と日本のようになってきています。
もちろん、結婚披露宴のときにアローシュ・ドースは食べます。