フランスという国は、しょっぱなから私にとっては端的に「女」であり、そしてフランスほど女っぽい国は他にない、と思いました。
これは究めるしかないなあ。
そう決めて半年後には、私フランスに暮らし始めていたのでした。
最初の訪問で得た印象は、その後7年間フランスに住む間もまったく薄れることはありませんでした。
いや、それどころか、それはますますくっきりと、シャープになっていくばかりでした。
いつの間にか、フランスという国と、そこに住む女たちとの境界線が曖昧になり、やがて両者はピタリと重なってしまいました。