前回ご紹介したとおり、ガンと腸内細菌叢はたいへん密接な関係があるのですが、こうした腸の状態のいい悪いでガンができるというような発想は、数年前まではほとんど聞かれませんでした。
むしろ発ガソ物質を食べたらガソになるといった考え方が支配的だったわけです。
他方、食物繊維の多い物を食べると、食物繊維のはたらきで、繊維といっしょにコレステロールなども排泄されるし、排泄がはやくなって、腸内腐敗がおこりにくい状況にするので、発ガン性物質などを含む二次生産物があまりできないということにもなります。
糞便の量でみても、欧米人は日本人の3分の1しかなく、排便の回数も、日本人が平均週7回するのに、欧米人は5回ということも報告されています。
腸のなかの出来事を、ただたんに下痢とか便秘だとか考えていると危険です。